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河野 譲二さん

ものづくりを 「冒険」として 楽しみたい人へ

河野 譲二 さん 株式会社松永製作所
松永製作所 河野譲二|『世界に一台』を仲間と創る、福岡のファクトリーアドベンチャー
#福岡#ものづくり×共創#変革期(第二創業)

「世界に一台を、仲間と創る」。福岡の松永製作所は、創業55年の自動化装置メーカーだ。3代目の河野譲二さんは、ものづくりを「冒険(ファクトリーアドベンチャー)」と捉え、町工場を「ワクワクする会社」へ変える挑戦の途中にいる。

完全オーダーメイドで、「世界に一台」の自動化装置をつくる

松永製作所は、食品や自動車部品の製造現場で使われる自動化設備をつくる会社だ。強みは「完全オーダーメイド」。たとえば冷凍食品の装置なら、充填・加熱・冷凍までを一台で行えるように設計し、顧客が思い描く「理想の製造ライン」を形にする。大手食品会社のたこ焼きや今川焼きなど、身近な食品の裏側でも同社の機械が動いている。
既製品では、顧客が「本当にやりたいこと」は実現できない——。だからこそゼロから設計し、ときには商品開発の段階から関わる。それが顧客の全国展開のきっかけになることもある。工程の7割以上を内製でまかなう「社内一貫体制」が、早く・柔軟で・無理のない価格を支えている。

現場も営業も知る3代目が挑む、会社の変革

河野さんは1992年生まれ、福岡県糟屋郡の出身。大学で商学を学び、2015年に新卒で家業に入った。最初の1年半は溶接や機械組立など現場を経験し、その後は電気回路や制御プログラムを担当。現場とものづくりの両面を知る立場から、次期社長就任を見据えて会社の変革に取り組んでいる。
挑戦の軸にあるのが「MVV経営」だ。「良い製品をつくる会社」から、「ワクワクする会社」へ。Missionは「世界に1台を作る」、Visionは「100年良し!」。「ベタ生レスポンス」のValueのもと、長浜ラーメンのように、スピーディで熱い文化を目指している。大切にするのは「まずはやってみる」姿勢だ。やったことがないから断るのではなく、「どうすればできるか」を考え、入念に準備して受ける。その積み重ねが、自身とチームの成長につながってきた。

「家族のヒーロー」を掲げ、地域に工場を開く

社員は27名。想像されるような町工場というより、「穏やかで優しい人が多い会社」だと河野さんは言う。技術職が大半を占めるが、皆フラットに助け合う。朝は「最初はグー」のグータッチで一日が始まるのが恒例で、心理的安全性の高い職場づくりを意識している。行動指針には「家族のヒーロー」「出来ろうもん」といった言葉が並ぶ。
地域とのつながりも大切にしている。工場のロボットで子どもたちに飴すくい体験をしてもらうなど、地元マルシェへの出展を続け、そこから同社を知って入社した社員もいるほどだ。福岡市の中高生に向けた職業体験プロジェクト「Fukuoka Career」にも参画。工場を地域に開くこと、それ自体を新しい挑戦と位置づけている。

河野さんに伺いました

――「完全オーダーメイド」にこだわる理由は?

世の中の既製品では、お客さまの「本当にやりたいこと」は実現できません。要望をゼロから形にして、ときには商品開発にも関わる。だからこそ、お客さまが全国展開するきっかけになることもある。これは既製品では決して出せない価値だと思っています。

――会社の強みは、どこにありますか?

一番は「社内一貫体制」です。設計・製造・電気制御・組立まで自社で行い、7割以上の工程を内製化しています。だから、早く・柔軟で・無理のない価格で提供できる。もう一つは「若さ」。製造業の高齢化が進むなか、当社は30代が中心で、納入後のメンテナンスも長く担える安心感があります。

――「ファクトリーアドベンチャー」に込めた想いは?

ものづくりは、まさに「冒険」だと思うんです。難しい仕事もあるけれど、仲間と力を合わせてクリアしていく楽しさもある。その日々の挑戦を、ワクワクしながら楽しめる会社にしたい。社員全員が「自分の仕事を誇れる冒険者」であってほしい、という想いを込めています。

――仕事に夢中になるのは、どんな瞬間ですか?

装置の立ち上げの瞬間ですね。思い描いた動作がうまくいかないとき、仲間やお客さまと「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤して、狙った動きを実現できた瞬間の達成感は格別です。苦労も含めて楽しい。プライベートでは我が子に夢中で、共通点は「思い通りにならないからこそ夢中になれる」ことかもしれません(笑)。

――これから、どんな会社にしていきたいですか?

モノづくりや町工場が「憧れられる存在」になる社会をつくりたい。そのためには、まず私たち自身が「家族のヒーロー」として誇りを持って働くことが大切です。一人ひとりが誇りを持つ姿が、やがて共感や応援につながり、ファンが生まれていく。そんな仕組みをつくっていきたいです。

――どんな方と話してみたいですか?

単なる人材確保ではなく、「出会いを通じて新しい価値を共創したい」と本気で思っています。MVVに共感し、地域や仲間とともに挑戦を楽しめる方。会社の運営を一緒に支えながら、将来は共に会社を引っ張っていけるような関わり方も含めて、まずはお話しできたら嬉しいです。

河野さんに、共感を届ける

現場も営業も知る3代目として、ものづくりを「冒険」と捉え、町工場を「ワクワクする会社」へ変えようとしている河野さん。
いまはMVV経営を掲げ、「良い製品をつくる会社」から「憧れられる会社」へと進化させている、その最初期のフェーズです。
少しでも心が動いた方、ぜひコメントをお待ちしています!

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